指宿信ほか編『シリーズ刑事司法を考える(0)~(6)』(岩波書店、2017年)を紹介する、ごく短い文章を書きました。季刊刑事弁護97号に掲載されました。7冊組みのシリーズを、1500字で紹介せよとの依頼であり、諸事情ゆえに応諾しましたが、どうにもうまくまとめられず(読み通すのも大変でした)、やや散漫な紹介になった点で、反省しきりです。特定の論文2~3本にのみ焦点を当てようかとも思ったのですが、迷った末に、むしろシリーズ全体を通じて感じたことを示す方がよいかと思い、公刊されたような形の紹介になりました。
刑事司法制度を考える、導きの糸になりうる論文が数多く収録されているシリーズでしたので、ぜひお手にとって読んでみることをお勧めします。特に、若い弁護士の方々や、刑事訴訟法のゼミで卒業論文を書こうとする法学部生、大学院生にとって、視野を広げつつも議論の奥行を感じ取る機会になる本だと思いました。
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